SPECIAL

医療と防災のヒトづくりモノづくりプロジェクト

2011年3月11日の東日本大震災を経験した私たち。
災害で命を落とす人をもう一人もだしたくないとの想いから、
ふたつのメガソーラーを建設・稼働し得られた収益で、
災害に強い社会づくりに資する人材の育成と機器の開発を行っています。

社用車の大半が、
LPガスとガソリンで走る
バイフューエル車

東日本大震災の際には、ガソリンを求め、ガソリンスタンドに長蛇の列が出来ました。災害時にもより安定して調達できるLPガスで走行できます。

バイフューエル車

無給油で3000km走る
災害支援車両の開発

燃料調達が困難な災害時にも、出来るだけ長い距離を無給油で移動できるよう、ガス、ガソリン、電気という3種類のエネルギーで走行する災害支援車両を開発しました。トレーラーをけん引した実証走行では岩手-名古屋間1800kmを無給油走行し、熊本地震の支援でも活躍しました。

無給油で3000km走る災害支援車両の開発

在宅医療の安否確認システム
「ANPY」の開発

医療用酸素を利用している患者様宅に専用端末を設置することで、どこで今停電が起こっているのかをより詳細に把握できます。有事の際には持ち出し可能になっているので、避難所など自宅以外の場所に移動した場合でも、GPSで移動ルートを確認し迅速かつ確実に酸素をお届けできます。

在宅医療の安否確認システム「ANPY」の開発

医療機関や防災カンファレンスで
講演を実施

これまで北良が取り組んできた体験や知識を、より多くの方にお伝えするため、全国での医療関連の学会や防災カンファレンスでノウハウを公開。日本全体の防災意識や取り組みの向上に少しでも役立つことを願っています。

医療機関や防災カンファレンスで講演を実施

東日本大震災の沿岸被災地で
民間ヘリによる搬送訓練実施

NPO市民航空災害支援センター、堤福祉会様と一緒に2012年から民間のヘリコプターを活用した搬送訓練を実施。岩手県は面積が広く、山間部での土砂災害、沿岸部での津波災害など、道路が不通になる可能性が高く、公助のみに頼らず、共助、自助の力を地域で育成するために実施しています。

東日本大震災の沿岸被災地で民間ヘリによる搬送訓練実施